Q.彼は本当に危ないの?
私の彼の話です。
彼が書店で本を選んでいたら、隣にいた女性がとても驚いた顔をしたそうです。
彼女の顔を見ても知らない人だったので、無視して本を購入し外に出たところ、その女性は彼を追いかけて来て、呼び止めてこう言ったそうです。

「私は霊能者ですが、あなたのお母様は数年前に亡くなりましたね。お母様があなたを近い内に連れて行こうとしていますよ」
それを聞いて彼はびっくり。確かに彼のお母様は数年前に亡くなっているんです。
そして、その女性は「お祓いを受けた方が良い」と、彼をある建物に連れて行ったそうです。彼はお祓い料として6万円払いました。お払いを続けないと、彼の命は危険だと言われて帰って来ました。
でも、私と一緒に住む準備をしている彼には、もうお金の余裕がありません。
だけど、彼の命の方が心配です。彼の仕事は、いつ怪我をしてもおかしくないような仕事です。

一緒に住むのを延期してでも、彼をお祓いに行かせた方が良いのでしょうか?
その女性は他にも彼の事を色々言い当てているので、尚更心配です。

A.詐欺だと思います
吉永さんのご心配はとてもよく解ります。
ただ見ただけで彼の事をそんなに分るなら、その女性が世界的な霊能者である可能性もゼロではないと思います。
でも、今回の事は、彼がお金を貯めている事、そして危険を伴う仕事に就いている事を知った上での、悪質な詐欺だと思います。
そんなに凄い霊能者に偶然出会う可能性と、詐欺に遭う可能性と、どちらの可能性が高いかは火を見るより明らかだと思います。
他人を騙すプロのやる事は、私たち普通の市民の想像を越えているものです。
彼のお母様が数年前に亡くなった事など、ちょっと調べればすぐに判る事です。近所の人や彼や彼のお父様の知り合い、職場の人なら誰でも知っている事でしょうし、他にも調べようはたくさんあります。その他の事についても同じ、調べようはいくらでもあるでしょうね。
また、特に調べなくても彼の反応を見て、誘導尋問的に話をして行く事もあり得るでしょう。とにかく騙しのプロは話のテクニックが想像を絶するそうですから。

※吉永さんからは、その後次のようなメールをいただきました
「そうですよね、詐欺ですよね。よく考えたら彼の幸せを誰より願っているに違いないお母様が彼を連れて行こうとするなんて、ありえないと思いました。彼もお祓いに行くのはやめましたが、特に何も無く元気に過ごしています。ありがとうございました。
でも、人間て弱いものですね…詐欺かもしれないとちょっぴり思いつつ、万が一、と思うと…今回、つくづく感じました。」